2008年11月8日土曜日

レビュー『Apple Wireless Keyboard MB167 J/A』


一年近く使った感想をば。それまで使用していたHappyHackingKeyboardLiteとの比較に依る部分が多い。
■このキーボードを選んだ理由。重要度順。
  • 省スペース性を何よりも最重視していた。無論テンキーレスであること。今まで使用していたHappy Hacking Keyboard Lite以下のサイズであること。
  • ワイヤレス環境の構築に凝っていた。Bluetoothデバイスに統一したかった。
  • 配列が標準的でSpaceキーが短かくてCaps Lockと左Ctrlが入れ替わっている。
  • パンタグラフ式を使ってみたかった。見た目もスリム。
  • デザインがシンプルで気に入った。
  • Appleの製品と無縁だったので買ってみたかった。
条件に当てはまるのがこれしかなかった。
かな入力を始めたのと(ソフト的な)キーボードカスタマイズの観点からも日本語キーボードを選択。
親指で修飾キーを打ちたかったのでスペースはなるたけ短い方が良かった。

■評価
省スペース性 ★★★★★
普通に打てるサイズのキーボードでは可能な限り小さい薄い軽い。堅牢感は無い。リビングPCなどにも最適であろう。

打鍵感 ★★☆☆☆
ストロークが短くて弾力がない。堅いものに指をこつこつ当てているようだ。
Happy Hacking Keyboardに比べてキーとキーの間が離れているので指運のストレスが大きい。打鍵速度も落ちる。
打鍵音はチャラチャラしてて廉っぽい。

電池の持ち★★★★★
単三を三本使う。電源を入れっぱなしで頻繁に使っても忘れた頃に電池切れが来るので比較対象は無いが持つ方なのでは。

デザイン★★★★☆
シンプルで美しい。キー部分は 意外と廉っぽい。ひとつキーを外してみたら、そのキーの打鍵音に異音が生じた。

ワイヤレス性能 ★★★★☆
入力の取りこぼしなどは感じない。スリープからの復帰も早い。接続もスムーズ。
Bluetoothの問題かもしれないが、キー入力が連続して入ることがしばしばあり文字入力などに支障をきたす。
Bluetoothは色々な問題があるのでデバイスを揃えれば幸せとはならないと感じた。

サポート★★★★☆
通電しなくなったのでサポートに電話したら保証期間だったので点検・修理なしにすぐに新品と交換になった。

耐久性★★☆☆☆
根拠のない直感だが耐久性にはかなり疑問を感じる。Happy Hacking Keyboard Liteは長年に渡り叩いたり落としたり濡れたりと酷使して来たが壊れることはなかった。それに比べて薄さ軽さ打鍵感や造りなどから物理的に壊れやすい感じが否めない。と言うよりもう既に一度壊れた。購入したデバイスが壊れて保証を受けたのは初めてのことである。これからが心配だ。

余談だが最悪なところがひとつある。【かな】と【英数】が Downの信号を発信しないことだ。
通常キーボードはキーを押すと押したよ信号と離したよ信号を発信するらしいのだが、このキーボードの【かな】と【英数】は押したよ信号を発信しないのだ。簡単に言えば【かな】と【英数】がWindowsではまとも使えないのだ。しかも【かな】と【英数】は修飾キーにしようと思っていたのにこれでは無理だ。窓使いの憂鬱に頼るしかない。何でこんな仕様になっているのだろう。怪我の功名と言うべきか同時押しの修飾キーを使用しないキーボードカスタマイズもありだと気づいた。つまり【かな】を押すと次に押したキーはCtrlと一緒に押されると言う具合にだ。

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